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コラム
COLUMN
2026.04.07

「立ち上がるときに膝が痛い」「階段の上り下りがつらい」「歩き始めに違和感がある」など、膝の痛みを感じたことはありませんか?こうした症状は多くの方が経験するものですが、その原因として代表的なのが変形性膝関節症です。
変形性膝関節症とは、膝の関節にある軟骨がすり減ることで、関節に炎症や痛みが生じる病気です。関節軟骨は、骨と骨の間でクッションのような役割を果たし、膝の動きを滑らかにする働きがあります。しかし、加齢や負担の蓄積によってこの軟骨が徐々に摩耗すると、骨同士がこすれ合うようになり、痛みや動かしづらさが現れるようになります。
膝は体重を支える重要な関節であり、日常生活の中で常に負担がかかる部位です。歩く、立つ、座るといった基本的な動作すべてに関わっているため、わずかな変化でも症状として現れやすい特徴があります。そのため、変形性膝関節症は中高年以降に多く見られるだけでなく、生活習慣や体の使い方によっては比較的若い世代でも発症することがあります。
特に女性に多いことも特徴のひとつです。これは、加齢による筋力低下に加えて、ホルモンバランスの変化や骨格の違いなどが関係していると考えられています。また、体重の増加も膝への負担を大きくする要因となるため、日常生活の影響を受けやすい疾患ともいえます。
変形性膝関節症の厄介な点は、初期の段階では「なんとなく違和感がある」程度で済んでしまうことが多い点です。少し休めば痛みが軽くなることもあるため、「年齢のせい」「使いすぎ」と考えてそのままにしてしまうケースも少なくありません。
しかし、この段階で適切に対応せずにいると、徐々に症状が進行し、痛みが強くなったり、関節の動きが制限されたりすることがあります。進行すると、正座や階段の昇降が難しくなるだけでなく、歩行そのものに支障が出ることもあります。
また、膝の痛みを避けるために動かさなくなることで、周囲の筋肉が弱くなり、さらに関節への負担が増えるという悪循環に陥ることもあります。つまり、膝の痛みは放置するほど悪化しやすい特徴があるのです。
このように、変形性膝関節症は日常生活に密接に関わる病気でありながら、初期には見過ごされやすいという特徴があります。だからこそ、「よくある膝の痛み」と軽く考えるのではなく、早い段階で原因を理解し、適切な対応を行うことが大切です。
本記事では、変形性膝関節症の原因や症状の進行、検査方法、治療、予防のポイント、そして受診の目安までをわかりやすく解説していきます。膝の痛みが気になる方はもちろん、将来のリスクを知っておきたい方も、ぜひ参考にしてください。
変形性膝関節症は、ひとつの原因で起こるものではなく、加齢や生活習慣、体の使い方など、さまざまな要因が重なって発症・進行していく病気です。まずは、なぜ膝の関節に痛みが生じるのか、その仕組みと原因を理解することが大切です。
膝関節は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)、そして膝のお皿(膝蓋骨)で構成されており、その表面は関節軟骨で覆われています。この軟骨がクッションの役割を果たすことで、膝はスムーズに動き、衝撃を吸収することができます。
しかし、加齢や負担の蓄積によってこの関節軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれやすくなり、炎症や痛みが生じるようになります。これが変形性膝関節症の基本的な仕組みです。
主な原因としては、次のようなものが挙げられます。
■主な原因
・加齢による変化
年齢を重ねると、関節軟骨の弾力性が低下し、すり減りやすくなります。これは誰にでも起こる自然な変化ですが、進行すると症状につながります。
・体重の増加
膝は体重を支える関節であるため、体重が増えるほど負担が大きくなります。体重が増えることで膝への負荷が大きく増加するといわれており、重要な要因のひとつと考えられています。
・筋力の低下
太ももの筋肉(大腿四頭筋)などが弱くなると、膝関節を支える力が低下し、関節そのものへの負担が増えます。
・O脚(内反変形)などの骨格の影響
膝の形が変化していると、関節の一部に負担が集中し、軟骨が偏ってすり減りやすくなります。
・過度な負担・使いすぎ
長時間の立ち仕事や重労働、スポーツなどで膝に繰り返し負担がかかると、関節のダメージが蓄積されます。
このように、変形性膝関節症は単なる「年齢のせい」ではなく、複数の要因が関係して進行していく病気です。特に、加齢に加えて体重や筋力、生活習慣などが重なることで、症状が出やすくなると考えられています。
また、女性に多い理由のひとつとして、筋力の違いやホルモンバランスの変化が影響しているともいわれています。閉経後は関節や骨に影響を与えるホルモンが減少するため、関節の状態が変化しやすくなります。
さらに注意したいのは、「痛みが出る前から進行していることがある」という点です。関節軟骨のすり減りは徐々に進むため、違和感が出たときにはすでに変化が起きていることも少なくありません。
そのため、「少し痛いだけだから大丈夫」と考えるのではなく、原因を理解したうえで早めに対策をとることが重要です。
変形性膝関節症は、日常生活の影響を受けやすい病気だからこそ、原因を知ることで予防や進行の抑制につなげることができます。まずは、ご自身に当てはまる要因がないかを確認してみましょう。
変形性膝関節症の症状は、いきなり強く現れるのではなく、徐々に進行していくのが特徴です。初期の段階では軽い違和感程度のことも多く、「年齢のせい」「少し使いすぎただけ」と見過ごされてしまうケースも少なくありません。
■初期症状の特徴
初期に見られる代表的な症状は、「動きはじめの痛み」です。
例えば、
・朝起きて立ち上がるとき
・長時間座ったあとに歩き出すとき
このようなタイミングで膝に痛みを感じることがあります。
この段階では、しばらく動いていると痛みが軽くなることが多く、日常生活に大きな支障は出ないことがほとんどです。
■症状が進行すると
しかし、進行すると痛みの出方が変わってきます。
・歩いていると痛む
・階段の上り下りがつらい
・膝をかばうようになる
👉 「動いている間も痛い状態」へ変化します
■さらに進むと現れる症状
・膝の曲げ伸ばしがしづらくなる
・正座やしゃがむ動作が難しくなる
・膝に水がたまり腫れる
・外出や活動量が減る
この段階では、日常生活への影響がはっきり出てきます。
■重症化すると
さらに進行すると、関節の変形が目立つようになり、膝がまっすぐ伸びなくなることもあります。歩行が困難になるケースもあり、生活の質が大きく低下することもあります。
また、膝をかばうことで反対側の膝や股関節、腰に負担がかかり、痛みが広がってしまうこともあります。
■ここが重要
変形性膝関節症で大切なのは、
👉 「初期の違和感の段階で気づくこと」です。
軽い痛みだからと放置してしまうと、知らないうちに進行してしまう可能性があります。
変形性膝関節症が進行すると、膝の痛みは単なる「違和感」ではなく、日常生活に影響を及ぼすレベルへと変化していきます。初期のように「少し休めば楽になる」という状態ではなくなり、動くたびに痛みを感じるようになることも少なくありません。
例えば、これまで当たり前にできていた動作が、徐々に負担に感じられるようになります。立ち上がる、歩く、階段を上るといった日常の動きのひとつひとつがつらくなり、無意識のうちに膝をかばう動きが増えていきます。その結果、動作がぎこちなくなり、活動量が減ってしまうこともあります。
活動量が減ると、筋力の低下が進みます。特に膝を支える太ももの筋肉が弱くなると、関節への負担はさらに大きくなり、痛みが強くなるという悪循環に陥ります。つまり、痛みを避けるために動かなくなることが、かえって症状を悪化させる要因になるのです。
また、関節の状態が悪化すると、膝の曲げ伸ばしがしづらくなり、正座やしゃがむといった動作が困難になることもあります。さらに進行すると、膝が完全に伸びなくなったり、関節の変形が目立つようになることもあります。
こうした変化は、見た目の問題だけでなく、歩行そのものに影響を及ぼします。歩幅が小さくなったり、長時間の歩行が難しくなったりすることで、外出の機会が減り、生活の質の低下につながることもあります。
さらに注意したいのは、膝だけでなく体全体に影響が広がる可能性がある点です。膝をかばう動きによって、反対側の膝や股関節、腰などに負担がかかり、別の部位に痛みが出ることもあります。
このように、変形性膝関節症は単なる「膝の痛み」にとどまらず、生活全体に影響を及ぼす可能性がある病気です。だからこそ、症状が軽いうちから適切に対応し、進行を防ぐことが重要になります。
変形性膝関節症が疑われる場合、整形外科ではまず症状の経過や痛みの出方について詳しく確認します。いつから痛みがあるのか、どのような動作でつらくなるのか、日常生活にどの程度影響が出ているのかを把握することで、原因の見当をつけていきます。
そのうえで、実際に膝の状態を評価します。関節の動きや可動域、腫れの有無、痛みの出る位置などを確認し、どの部分に負担がかかっているのかを見極めていきます。
さらに、必要に応じて画像検査を行います。
■主な検査
・レントゲン検査
関節の隙間の広さや骨の変形の程度を確認します。変形性膝関節症では、軟骨がすり減ることで関節の隙間が狭くなるため、診断の基本となる検査です。
・MRI検査(必要に応じて)
レントゲンでは分かりにくい軟骨や半月板の状態を詳しく確認します。症状の原因をより正確に把握するために行われることがあります。
このように、変形性膝関節症の診断では、問診・身体診察・画像検査を組み合わせて、膝の状態を総合的に評価していきます。見た目だけでは分からない関節の変化を把握することが、適切な治療につながる重要なポイントです。
膝の痛みは似たような症状でも原因が異なることがあるため、自己判断だけで対処するのは難しい場合があります。気になる症状がある場合は、一度専門的な評価を受けることで安心につながります。
変形性膝関節症の治療は、痛みを和らげるだけでなく、関節への負担を減らしながら進行を抑えることを目的として行われます。症状の程度に応じて、複数の方法を組み合わせて進めていくことが一般的です。
まず基本となるのが、痛みや炎症を抑える治療です。内服薬や湿布などを使用し、日常生活の中で感じる痛みを軽減していきます。症状によっては、関節内にヒアルロン酸を注射し、関節の動きを滑らかにする治療が行われることもあります。
次に重要となるのが、膝への負担を減らすためのリハビリテーションです。特に太ももの筋肉を鍛えることで、関節を支える力が向上し、痛みの軽減や再発予防につながります。膝の痛みは「安静にする」だけではなく、適切に動かすことが改善のポイントとなります。
また、体重のコントロールも欠かせません。膝は体重の影響を受けやすい関節であるため、体重が増えるほど負担が大きくなります。日常生活の中での体重管理が、症状の改善に大きく関わってきます。
症状が進行している場合や、これらの治療で十分な改善が見られない場合には、手術が検討されることもあります。代表的な治療として人工関節置換術などがありますが、これはあくまで最終的な選択肢のひとつです。
このように、変形性膝関節症の治療は一つではなく、状態に応じて段階的に行われます。早い段階で適切な治療を開始することで、進行を抑えながら日常生活を維持することが可能です。
膝の痛みを我慢し続けるのではなく、まずは現在の状態を正しく把握し、ご自身に合った治療を選択していくことが大切です。
変形性膝関節症は、日々の生活習慣を見直すことで予防や進行の抑制が期待できる病気です。特別な治療だけでなく、日常の中での意識が膝の状態に大きく影響します。
まず大切なのは、膝への負担を減らすことです。膝は体重を支える関節であるため、体重が増えるほど負担が大きくなります。無理のない範囲で体重をコントロールすることが、膝への負担軽減につながります。
次に重要なのが、筋力の維持です。特に太ももの筋肉は膝を支える役割があり、筋力が低下すると関節への負担が増えてしまいます。ウォーキングや軽い筋力トレーニングなどを継続的に行うことで、膝を安定させることができます。
また、日常生活での動作にも注意が必要です。急な動きや無理な姿勢は膝に負担をかけるため、できるだけ関節に優しい動きを意識することが大切です。例えば、立ち上がるときに手を使って体を支える、階段の上り下りはゆっくり行うなど、ちょっとした工夫が膝を守ることにつながります。
ポイントを整理すると、次のようになります。
・体重をコントロールする
・太ももの筋力を維持・強化する
・膝に負担の少ない動作を心がける
・無理な運動や急な動きを避ける
このように、変形性膝関節症は日常の積み重ねによって予防や進行の抑制が可能です。早い段階から対策を行うことが、将来的な症状の悪化を防ぐことにつながります。
無理なく続けられることから取り入れ、膝への負担を減らす生活を意識していきましょう。
変形性膝関節症は、特定の条件が重なることで発症しやすくなる病気です。「まだ大丈夫」と思っていても、実際には膝に負担が蓄積しているケースも少なくありません。
特に、次のような特徴がある方は注意が必要です。
・40代以降で膝に違和感がある
・女性(特に閉経後)
・体重が増加している、または肥満傾向がある
・運動習慣が少なく筋力が低下している
・O脚など膝の変形がある
・立ち仕事や膝に負担のかかる作業が多い
これらの要因は、膝への負担を増やし、関節軟骨のすり減りを早める原因となります。特に複数当てはまる場合は、知らないうちに症状が進行している可能性もあります。
また、「痛みが出ていない=問題ない」というわけではありません。変形性膝関節症は、症状が出る前から進行していることがある病気です。そのため、違和感の段階で気づくことが非常に重要になります。
気になる点がある場合や、リスクに当てはまると感じた場合は、早めに状態を確認することで、将来的な悪化を防ぐことにつながります。
膝の痛みを感じたとき、「この程度で受診してよいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。特に、我慢できる痛みであったり、休むと軽くなる場合は、そのまま様子を見てしまいがちです。
しかし、変形性膝関節症は徐々に進行する病気であり、違和感や軽い痛みの段階でも、膝の中では変化が起きている可能性があります。そのため、「まだ大丈夫」と自己判断せず、早めに状態を確認することが大切です。
受診の目安としては、痛みが繰り返し出ている場合や、以前よりも違和感が強くなっている場合が挙げられます。また、立ち上がりや歩き始め、階段の上り下りなど、日常の動作に変化を感じるようになったときも注意が必要です。
症状が軽いうちに相談することで、進行を抑えやすくなるため、気になる症状がある場合は無理に我慢せず、整形外科での受診を検討してみましょう。
変形性膝関節症は、加齢や生活習慣、筋力の低下などさまざまな要因が重なり、膝の関節に負担がかかることで起こる病気です。関節軟骨がすり減ることで、痛みや動かしづらさが生じ、徐々に日常生活へ影響を及ぼしていきます。
初期の段階では、「立ち上がるときに少し痛む」「歩き始めに違和感がある」といった軽い症状にとどまることが多く、「年齢のせい」「使いすぎ」と考えて見過ごされてしまうケースも少なくありません。しかし、こうした違和感の段階からすでに関節の変化は始まっており、適切な対応を行わずにいると、症状は徐々に進行していきます。
進行すると、歩行時や階段の上り下りで痛みが出るようになり、やがて膝の曲げ伸ばしがしづらくなるなど、日常生活に支障が出てくることがあります。さらに重症化すると、関節の変形や歩行困難につながることもあり、生活の質の低下を招く可能性もあります。
また、膝の痛みをかばうことで体の使い方が変わり、反対側の膝や股関節、腰などに負担がかかることもあります。このように、膝の問題が全身のバランスに影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。
一方で、変形性膝関節症は早い段階で適切に対応することで、進行を抑えながら日常生活を維持することが可能な病気でもあります。原因や状態に応じて、薬物療法やリハビリテーション、生活習慣の見直しなどを組み合わせることで、症状の改善や悪化の予防が期待できます。
特に重要なのは、膝に過度な負担をかけない生活を意識することです。体重のコントロールや筋力の維持、日常動作の工夫など、日々の積み重ねが膝の状態に大きく影響します。「痛くなってから対処する」のではなく、「悪化させないために整える」という意識が大切です。
また、膝の痛みは似たような症状でも原因が異なる場合があるため、自己判断だけで対応するのは難しいこともあります。違和感や軽い痛みの段階であっても、一度状態を確認することで、安心して今後の対策を考えることができます。
変形性膝関節症は、「よくある膝の痛み」として見過ごされがちな一方で、放置することで生活に大きな影響を与える可能性のある病気です。だからこそ、早めに気づき、適切に対応することが将来の負担を軽減するポイントとなります。
当院では、変形性膝関節症に対して、症状の評価から検査、治療、リハビリテーションまで一人ひとりの状態に合わせた対応を行っています。膝の痛みや違和感がある方はもちろん、「これくらい大丈夫」と感じている方も、お気軽にご相談ください。
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