内科の事前問診はこちら
風邪症状のある方
発熱、咳、喉の痛み、頭痛、鼻水、痰、体のだるさ、関節痛、息苦しさ、胸の痛み、味覚嗅覚の異常がある方は、問診の回答前に直接当院までお電話くださいますよう、よろしくお願いします。
TEL 0565-88-3311
コラム
COLUMN
2026.09.03

「腕を上げると肩が痛い」「服を着替えるときに肩が動かしにくい」「髪を洗ったり、背中に手を回したりするのがつらい」といった症状が続くと、「これって五十肩かな?」と考える方も多いのではないでしょうか。
一般的に「四十肩」「五十肩」と呼ばれている症状は、医学的には肩関節周囲炎と呼ばれることがあります。名前の通り40~50代を中心にみられますが、年齢によって四十肩と五十肩という別々の病気に分かれているわけではありません。
肩の関節は、腕の骨や肩甲骨、それらを支える筋肉・腱・関節包など、さまざまな組織によって構成されています。四十肩・五十肩では、肩関節の周囲に炎症が起こることで痛みが現れ、その後、関節の動きが悪くなることがあります。
特徴的なのが、「肩が痛い」だけでなく「腕を動かせる範囲が狭くなる」ことです。
たとえば、
・腕を上まで持ち上げにくい
・髪を洗う、結ぶ動作がつらい
・服を着たり脱いだりすると肩が痛む
・エプロンのひもを結ぶような、背中に手を回す動作が難しい
・寝ていると肩が痛み、目が覚めることがある
など、日常生活のさまざまな場面で不便を感じるようになります。
症状の現れ方には個人差があります。最初は「なんとなく肩が重い」「動かしたときだけ少し痛い」といった程度だったものが、徐々に痛みが強くなることもあります。一方で、強い痛みが落ち着いたあとも肩の動かしにくさが残り、元のように動かせるようになるまで時間がかかるケースもあります。
ここで注意したいのが、「40代・50代で肩が痛い=四十肩・五十肩」とは限らないということです。
肩の痛みや腕の上げにくさは、腱板断裂や石灰沈着性腱板炎など、ほかの肩の病気でもみられます。また、首の病気によって肩から腕に痛みやしびれが現れることもあります。そのため、症状だけで四十肩・五十肩と自己判断するのは難しい場合があります。
「そのうち治るだろう」と痛みを我慢していると、肩を動かす機会が減り、関節の動きがさらに悪くなってしまうこともあります。ただし、痛みが強い時期に無理に肩を動かせばよいわけでもありません。症状や時期に合わせた適切な対応が大切です。
肩は、着替えや入浴、家事、仕事など、日常のさまざまな動作で使う関節です。だからこそ、痛みや動かしにくさが続くと、思っている以上に生活へ影響することがあります。
本記事では、四十肩・五十肩の症状や原因、症状の経過、似た症状を起こす病気、整形外科で行う検査や治療、日常生活での注意点まで詳しく解説します。肩の痛みや「腕が上がらない」といった症状が気になっている方は、正しい対処につなげるためにも参考にしてください。
四十肩・五十肩では、肩の痛みだけでなく、肩関節の動かしにくさが現れることが大きな特徴です。症状の程度には個人差があり、「少し動かしにくい」という程度から、日常生活の何気ない動作が難しくなるほど強く症状が出る場合までさまざまです。
特に気づきやすいのが、腕を上げたり、後ろに回したりしたときの痛みです。肩は普段の生活で非常によく使うため、症状が出るとさまざまな場面で不便を感じるようになります。
たとえば、次のような症状がみられることがあります。
・腕を上げようとすると肩が痛む
・肩より上まで腕を上げにくい
・髪を洗う、ドライヤーをかける動作がつらい
・上着やシャツを着たり脱いだりしにくい
・背中に手を回しにくい
・高いところにある物を取るのがつらい
・寝返りを打ったときに肩が痛む
こうした症状の中でも、四十肩・五十肩では「特定の方向に肩を動かすと痛い」「以前より肩を動かせる範囲が狭くなった」という変化がみられることがあります。
症状が強くなると、単に痛みを感じるだけではなく、肩関節そのものの動きが制限されることがあります。
たとえば、「反対側の肩には手が届くのに、痛い側では届かない」「以前は背中まで回せていた手が、腰のあたりまでしか上がらない」といった左右差がみられることもあります。
肩を動かす機会が減ることで、さらに関節が硬くなり、動かせる範囲が狭くなってしまうこともあるため注意が必要です。
また、四十肩・五十肩では、じっとしているときにも痛みを感じることがあります。特に夜間は、痛い側を下にして眠ったときや寝返りをしたときに強く痛み、睡眠を妨げることがあります。このような「夜間痛」は、四十肩・五十肩でみられる症状のひとつです。
一方で、肩の痛みや腕の動かしにくさがあるからといって、すべてが四十肩・五十肩とは限りません。肩の腱板に問題が起きている場合など、別の病気でも似た症状が現れることがあります。
そのため、「年齢的に五十肩だろう」と決めつけず、痛みが続く場合や肩の動きが悪くなってきた場合には、原因を確認することが大切です。
四十肩・五十肩は、肩関節を構成する関節包や腱など、肩の周囲にある組織に炎症が起こることで、痛みや動かしにくさが現れる状態です。
ただし、「これが原因」と一つに特定できる病気ではありません。加齢に伴って肩関節周辺の組織が変化することなどが関係すると考えられていますが、はっきりとしたきっかけがないまま症状が始まるケースもあります。
「重い物を持ったから」「肩を使いすぎたから」と原因が明確とは限らず、ある日からなんとなく肩に違和感を覚え、徐々に痛みが強くなっていくこともあります。
四十肩・五十肩という名前の通り、40~50代を中心にみられますが、年齢だけで発症するかどうかが決まるわけではありません。
症状に気づくきっかけも人によって異なります。
・腕を上げたときに急に肩の痛みを感じた
・服を着替えるときに肩が動かしにくいと気づいた
・高い場所の物を取ろうとして肩が痛んだ
・特にきっかけはないものの、徐々に肩が痛くなってきた
・肩を動かさない期間が続き、以前より動かしにくくなった
このように、日常生活の何気ない動作をきっかけに症状を自覚することがあります。
また、痛みがあるからと肩をまったく動かさない状態が続くと、関節周囲の組織が硬くなり、肩の動く範囲が狭くなっていくことがあります。そのため、四十肩・五十肩では「痛み」と「動かしにくさ」の両方をみながら対応していくことが重要です。
一方で、肩を使いすぎたことや年齢だけを理由に、「四十肩・五十肩だろう」と判断することにも注意が必要です。肩の痛みは、腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などでも起こります。
原因によって適切な治療や対応は異なるため、痛みが長く続いている場合や、腕を上げにくくなってきた場合には、自己判断で無理に運動を続けるのではなく、まず肩の状態を確認することが大切です。
四十肩・五十肩は、症状がずっと同じ状態で続くわけではありません。一般的には、痛みが強く現れる時期から、肩の動かしにくさが目立つ時期を経て、徐々に改善していく経過をたどることがあります。
ただし、症状の強さや続く期間、回復までの経過には個人差があります。「この期間が過ぎれば必ず治る」と一概にはいえないため、自分がどのような状態なのかを把握しながら対応することが大切です。
四十肩・五十肩の経過は、大きく次の3つの時期に分けて考えられます。
発症して間もない時期は、肩の炎症によって痛みが強く現れることがあります。
腕を上げる、後ろに回すといった動作で痛むだけでなく、何もしていないときにズキズキと痛んだり、夜に肩が痛んで眠れなくなったりする場合もあります。
この時期に、「動かさないと固まってしまうから」と無理に肩を動かすのは注意が必要です。強い痛みを我慢して運動すると、かえって症状を悪化させる可能性があります。
強い痛みが少しずつ落ち着いてくる一方で、肩関節の動く範囲が狭くなり、「肩が固まったように感じる」状態が目立つようになることがあります。
腕を上げる、背中に手を回す、服を着替えるといった動作がしづらくなり、「痛みは前より楽なのに、肩が思うように動かない」と感じることもあります。
この時期は、肩の状態を確認しながら、必要に応じてリハビリテーションなどで少しずつ動かせる範囲を広げていくことが重要になります。
症状が改善に向かうと、肩の痛みや動かしにくさが徐々に軽減し、日常生活でできる動作も増えていきます。
ただし、痛みが軽くなったからといって、すぐに以前と同じように肩を使えるとは限りません。関節の硬さが残っていることもあるため、焦らず段階的に肩の動きを取り戻していくことが大切です。
四十肩・五十肩は自然に症状が軽くなることもありますが、長期間にわたって痛みや可動域の制限が残る場合もあります。
「そのうち治る」と長く我慢するのではなく、痛みが強い、肩が動かしにくい、日常生活に支障が出ているといった場合には、適切なタイミングで整形外科へ相談しましょう。
40代・50代で肩が痛くなったり、腕が上がりにくくなったりすると、「年齢的に五十肩だろう」と考えてしまいがちです。
しかし、肩の痛みや腕の上げにくさを引き起こす病気は、四十肩・五十肩だけではありません。 症状が似ていても原因が異なれば、必要な治療や対応も変わります。
特に注意したいのは、次のような病気です。
■肩の痛みを引き起こす代表的な病気
・腱板断裂
肩を動かすために重要な「腱板」が傷ついたり切れたりした状態です。転倒や外傷をきっかけに起こることもあれば、加齢に伴う変化によって明確なきっかけなく生じることもあります。肩の痛みに加えて、腕を上げにくい、力が入りにくいといった症状がみられることがあります。
・石灰沈着性腱板炎
肩の腱板に石灰が沈着し、炎症を起こす病気です。突然、非常に強い肩の痛みが現れることがあり、夜間に痛みが強くなる場合もあります。肩をほとんど動かせないほど痛むこともあります。
・肩峰下インピンジメント症候群
腕を上げる動作などによって、肩の組織が骨の下で挟み込まれ、痛みが生じる状態です。特定の角度で腕を上げたときに痛みを感じることがあります。
また、肩関節そのものではなく、首が原因で肩や腕に症状が出ている場合もあります。頚椎の病気などでは、肩から腕にかけての痛みに加えて、手や指のしびれ、力の入りにくさなどを伴うことがあります。
このように、「肩が痛い」「腕が上がらない」という症状だけでは、その原因を判断することはできません。
特に、強い痛みが突然現れた、転倒や外傷のあとから痛む、腕に力が入らない、手や指にしびれがあるといった場合は、単なる四十肩・五十肩と自己判断せず、原因を確認することが重要です。
四十肩・五十肩はよく知られた病気だからこそ、「年齢のせいだから仕方がない」と考えてしまうことがあります。しかし、似た症状を起こす別の病気を見逃さないためにも、症状が続く場合には整形外科で適切な診断を受けることが大切です。
四十肩・五十肩でみられる症状のなかでも、日常生活への負担が大きいのが夜間痛(やかんつう)です。
日中はそれほど気にならないのに、「布団に入ると肩が痛む」「寝返りを打つたびに目が覚める」「痛い側を下にして眠れない」といった症状に悩まされることがあります。痛みによって十分に眠れない状態が続けば、睡眠不足や日中の疲労にもつながります。
夜間痛では、次のような場面で痛みを感じることがあります。
・痛い側の肩を下にして寝たとき
・寝返りを打ったとき
・仰向けで寝ていても肩がズキズキするとき
・腕の置き場所によって痛みが強くなるとき
・肩の痛みで夜中に何度も目が覚めるとき
四十肩・五十肩では、肩関節周囲の炎症や関節の動きの制限などによって、夜間にも痛みが現れることがあります。
夜間の痛みがある場合は、寝る姿勢を工夫することで肩への負担を軽減できることがあります。
たとえば、痛い側の肩を下にしないようにする、腕や肘の下にタオルやクッションを入れて支えるなど、肩が無理な位置にならないよう調整する方法があります。
ただし、楽に感じる姿勢には個人差があります。無理に特定の姿勢をとるのではなく、自分が痛みを感じにくい位置を探すことが大切です。
また、「夜に肩が痛む=必ず四十肩・五十肩」というわけではありません。前述した腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などでも夜間痛がみられることがあります。
特に、夜も眠れないほど痛みが強い場合や、夜間痛が続いている場合は、我慢を続けずに整形外科へ相談することが大切です。 原因を確認したうえで、症状に合わせた治療を行っていきましょう。
「肩が痛い」「腕が上がらない」といった症状があっても、その原因が四十肩・五十肩とは限りません。そのため整形外科では、症状だけで判断するのではなく、問診や診察、必要に応じた画像検査などを組み合わせて肩の状態を確認します。
まず重要になるのが、痛みの出方やこれまでの経過です。
「いつから痛み始めたのか」「突然痛くなったのか、徐々に痛くなったのか」「どの方向へ動かすと痛むのか」「夜間にも痛むのか」などを確認します。転倒やスポーツなど、肩を痛めるきっかけがなかったかも診断するうえで大切な情報です。
■診察では「肩の動き」も確認
実際の診察では、痛みが出る場所だけでなく、肩をどこまで動かせるのか、どのような動作で痛みが生じるのかなどを確認します。
四十肩・五十肩では、肩関節の動かせる範囲が狭くなることがあります。一方、腱板断裂などでは、似たような「腕が上がらない」という症状でも、肩の動き方や筋力などに違いがみられることがあります。
そのため、
・腕を前や横からどこまで上げられるか
・背中側へ手を回せるか
・肩を動かしたときにどこで痛みが出るか
・肩や腕に力が入るか
などを確認し、原因を絞り込んでいきます。
■必要に応じて画像検査を行う
肩の状態を詳しく調べるため、レントゲン検査が行われることがあります。四十肩・五十肩そのものではレントゲンで特徴的な変化がみられないこともありますが、骨の変形や石灰の沈着など、ほかの原因がないかを確認するうえで役立ちます。
症状や診察結果によっては、MRIや超音波(エコー)検査などを用いて、腱板をはじめとした肩周囲の組織を詳しく確認する場合もあります。
大切なのは、「五十肩だと思うから五十肩の検査をする」のではなく、ほかの病気の可能性も含めて肩の痛みの原因を見極めることです。
原因が異なれば、必要な治療やリハビリテーションの方法も変わります。肩の痛みが続いている場合や腕を動かしにくい場合には、自己判断で長期間様子を見るのではなく、整形外科で肩の状態を確認することが適切な治療への第一歩となります。
四十肩・五十肩の治療では、肩の痛みを和らげながら、低下した関節の動きを少しずつ取り戻していくことが重要です。
ただし、前述したように四十肩・五十肩には痛みが強い時期や、肩の動かしにくさが目立つ時期があります。そのため、症状の程度や経過に合わせて治療方法を選択していくことが大切です。
主な治療には、次のような方法があります。
①薬物療法|痛みや炎症を抑える
肩の痛みが強い場合には、症状に応じて消炎鎮痛薬などが使用されます。内服薬だけでなく、湿布や塗り薬などの外用薬が選択されることもあります。
痛みを我慢しながら無理に肩を動かすのではなく、まず痛みを適切にコントロールすることで、その後のリハビリテーションを進めやすくすることも治療のポイントです。
②注射治療|症状に合わせて行う
痛みや炎症の程度によっては、肩関節周囲への注射治療が検討されることもあります。
使用する薬剤や注射を行う部位は患者さんの状態によって異なるため、診察結果を踏まえて適切な方法を選択します。
③リハビリテーション|肩の動きを取り戻す
痛みが落ち着いてきた段階では、肩関節の動きを改善するためのリハビリテーションが重要になります。
四十肩・五十肩では、痛みを避けて肩を動かさない状態が続くことで、関節周囲の組織が硬くなり、可動域が狭くなることがあります。そのため、肩の状態を確認しながら、ストレッチや運動療法などによって少しずつ動かせる範囲を広げていきます。
ここで注意したいのが、「たくさん動かせば早く治る」というわけではないことです。
特に痛みが強い時期に無理な運動をすると、かえって痛みが強くなることがあります。一方で、必要以上に安静を続けることも肩の動かしにくさにつながる可能性があります。
そのため、四十肩・五十肩では「安静」と「運動」のどちらか一方ではなく、その時期の症状に合わせて肩を適切に動かしていくことが重要です。
治療方法や回復までの経過には個人差があります。自己流で無理にストレッチを続けたり、痛みを長期間我慢したりせず、肩の状態に合わせて治療やリハビリテーションを進めていきましょう。
四十肩・五十肩になると、「肩は動かしたほうがいいのか、それとも安静にしたほうがいいのか」と迷う方も多いでしょう。
実際には、肩の状態によって適切な過ごし方は異なります。 痛みが強い時期に無理をすることも、必要以上に肩を動かさないことも避け、症状に合わせて対応することが大切です。
自宅での過ごし方を、「意識したいこと」と「避けたいこと」に分けて確認してみましょう。
痛みの強い時期は無理をしない
強い痛みがあるときは、痛みを我慢してまで肩を動かす必要はありません。重い物を持つ、腕を大きく振るなど、痛みを強く感じる動作はできるだけ避けましょう。
痛みが落ち着いてきたら少しずつ動かす
症状が落ち着いてきたら、無理のない範囲で肩を動かしていくことも大切です。肩を長期間動かさない状態が続くと、関節の動く範囲が狭くなることがあります。
夜間痛がある場合は寝方を工夫する
痛い側の肩を下にして寝ることを避け、腕や肘の下にタオルやクッションを入れるなど、肩が楽になる姿勢を探してみましょう。
一方で、早く治したいからといって、自己流で無理なストレッチや筋力トレーニングを行うのはおすすめできません。
特に、
・痛みを我慢して腕を強く上げる
・反動をつけて肩を動かす
・重いダンベルなどを使ってトレーニングする
・痛みが強くなっているのに運動を続ける
といった行動には注意が必要です。
四十肩・五十肩では、「動かすほどよい」「安静にするほどよい」と単純に考えないことがポイントです。
痛みが強い時期には肩への負担を減らし、症状が落ち着いてきたら状態に応じて少しずつ動かしていくなど、その時々に合わせた対応が必要になります。
また、肩の痛みの原因が四十肩・五十肩ではない可能性もあります。自己流の運動を始める前に、痛みが続いている場合や腕が上がりにくい場合は、整形外科で原因を確認し、自分の状態に合った運動や日常生活での注意点について相談することが大切です。
肩の痛みは、疲労や一時的な負担によって起こることもあるため、「少し様子を見よう」と考える方も多いでしょう。しかし、痛みが続いている場合や肩の動きに変化が出ている場合には、四十肩・五十肩だけでなく、ほかの病気が隠れている可能性もあります。
特に、次のような症状がある場合は、整形外科への受診を検討しましょう。
・肩の痛みが続いている
・腕を上げにくくなってきた
・着替えや洗髪などの日常動作がつらい
・夜間の痛みで眠れない、何度も目が覚める
・転倒やけがをしてから肩が痛む
・腕に力が入りにくい
・肩だけでなく腕や手にしびれがある
・時間が経つにつれて症状が強くなっている
なかでも、突然強い痛みが現れた場合や、転倒・外傷後に腕を動かせない場合、腕や手に強いしびれ・筋力低下がある場合には、早めに医療機関を受診することが大切です。
四十肩・五十肩は時間の経過とともに改善していくこともありますが、肩の痛みを症状だけで自己判断することはできません。「40代・50代だから五十肩だろう」と長期間放置してしまうと、別の病気の発見が遅れたり、肩の動かしにくさが長引いたりする可能性があります。
また、受診するタイミングは「肩がまったく動かなくなってから」ではありません。痛みが繰り返す、以前より腕が上がらない、日常生活で困る場面が増えてきたといった変化も、肩の状態を確認する一つの目安です。
肩の痛みを我慢し続けるのではなく、気になる症状が続いている場合には整形外科で原因を確認し、状態に合った治療やリハビリテーションにつなげていきましょう。
四十肩・五十肩は、肩関節の周囲にある組織に炎症などが起こり、肩の痛みや腕の上げにくさ、関節の動かしにくさなどが現れる状態です。一般的には40~50代を中心にみられるため「四十肩」「五十肩」と呼ばれていますが、医学的には肩関節周囲炎と呼ばれることがあります。
症状の現れ方は人によって異なります。腕を上げたときだけ痛む方もいれば、着替えや洗髪、背中に手を回すといった日常動作が難しくなる方もいます。また、夜になると肩が痛む「夜間痛」によって、十分に眠れなくなることもあります。
四十肩・五十肩では、痛みが強く現れる時期、肩の動かしにくさが目立つ時期、徐々に回復していく時期など、症状が変化しながら経過することがあります。そのため、症状の時期や程度に合わせて適切に対応することが重要です。
痛みが強いときに無理に肩を動かすと、症状が悪化する可能性があります。一方で、痛みを恐れて長期間ほとんど動かさない状態が続けば、肩関節の動く範囲が狭くなってしまうこともあります。「痛いから動かさない」「早く治したいから無理に動かす」と一律に考えるのではなく、そのときの肩の状態に合わせた対応が必要です。
治療では、症状に応じて消炎鎮痛薬などによる薬物療法や注射治療、リハビリテーションなどが検討されます。特にリハビリテーションでは、肩の状態を確認しながら少しずつ可動域の改善を目指していきます。
今回の記事で特に知っておいていただきたいのが、肩が痛い、腕が上がらないからといって、必ずしも四十肩・五十肩とは限らないということです。
肩には骨や筋肉だけでなく、腱板や関節包などさまざまな組織があります。腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などでも、四十肩・五十肩と似た症状が現れることがあります。また、首の病気が原因となり、肩から腕にかけて痛みやしびれが生じている場合もあります。
特に、
・肩の痛みが長く続いている
・以前より腕を上げにくくなった
・夜間の痛みで眠れない
・転倒やけがのあとから痛みが続いている
・腕に力が入りにくい
・腕や手にしびれを感じる
といった症状がある場合には、「そのうち治るだろう」と我慢し続けず、一度原因を確認することが大切です。
肩は、着替える、髪を洗う、物を持つ、高い場所へ手を伸ばすなど、日常生活のさまざまな場面で使っています。そのため、肩の痛みや動かしにくさが長引くと、仕事や家事、睡眠などにも影響が広がってしまうことがあります。
症状が軽いうちから肩の状態を確認し、自分に合った治療やリハビリテーションにつなげることが、肩の機能を守るためにも大切です。
肩の痛みや腕の上げにくさが続いている方は、年齢だけを理由に四十肩・五十肩と決めつけず、整形外科へ相談してみましょう。
▶ 関節の痛みについて詳しくはこちら
▶ リハビリテーション科についてはこちら

| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 整形外科 | ||||||
| 9:00~12:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 15:30~18:30 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | / |
| 内科 | ||||||
| 9:00~12:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 15:30~18:30 | 〇 | 〇 | 〇 | / | 〇 | / |
| ※水曜日午後の診察を開始することとなりました。 | ||||||
| 皮膚科 | ||||||
| 9:00~12:00 | 〇 | 〇 | / | 〇 | 〇 | △ |
| 15:00~17:00 | 〇 | 〇 | / | 〇 | 〇 | / |
| ※土曜日の診療日は、第2・第4・第5週目になります。 | ||||||
休診日:土曜日午後、日曜日、祝日
〒471-0006 愛知県豊田市市木町5-1-2
24時間受付 0565-88-3311
公共交通機関をご利用の方
名鉄 豊田市駅から、名鉄バス「鞍ヶ池東」または「足助」行き、「双美団地口」下車、徒歩4分
お車でお越しの方
東海環状自動車道、豊田勘八ICより約3分
鞍ヶ池PA(ETC搭載車のみ)より約 4分
伊勢湾岸自動車道、豊田東ICより約18分
東名高速道路、豊田ICより約30分